仔猫と犬が仲良くなるには
【仔猫と犬が仲良くなるには】
新しい家族(ペット)をお迎えしたら、先住ペットとは仲良くして欲しいモノですよね。
多頭飼いで大事なことは、「お互いに悪い印象をつけないこと」です。
その為には、ペット同士に関係性を任せるのではなく、飼い主側の管理が必須になります。
これから長い年月を一緒に暮らすのですから、その作業は丁寧に行うことが大事ですね。
わが家はこの夏に仔猫のぽららをお迎えしました。
真っ黒黒の可愛い仔猫です。
保護主さんから「ちょっと臆病な面があります」と伺っていましたので、我が家のワンコ達との対面には万全を期して取り組みました。
おかげ様で一週間も過ぎた頃には、うーちゃんとぽららちゃんはとっても上手に遊べるようになりましたよ~~!!
仔猫と犬の上手な慣らし方
1~2日目
最初から対面をさせるのではなく、お互いの気配を感じてもらうところからスタートです。
仔猫の方はまだ新しい環境に慣れていないので、あまり構わずにそっとしておきます。
可能なら犬が部屋に入れないように個室を用意してあげるとよいですね。
仔猫の方からお部屋を探検し始めたり、色々なモノに興味を持ってきたら、飼い主さんと一緒に遊ぶ時間を作りましょう。
ペット達は動物の感性で、家の中に別な動物がいることを察知することが出来ます。
犬は嗅覚が鋭いでのその動物が猫であることを理解することが出来るかもしれませんね。
3日目
仔猫と飼い主さんが少しずつ仲良くなれたら、次のステップへ進みましょう。
仲良くなれたかなっという見極めは、仔猫が安心しているか、飼い主さんに自分から近寄ることが出来るかなどです。
一緒に過ごしている時にお膝や腕の中で居眠りなんか出来たら上出来です!
さぁ、いよいよ犬との対面です。
仔猫のお部屋をワイヤーネットなどで仕切り、二つに分けます。
しかし、最初の段階では仔猫が上から犬を見下ろす格好をとってあげるとよいですね。
その為、キャットタワーやキャットウォークを用意しておいてあげるとよいでしょう。
犬は気がつかないけど、仔猫は上から犬を見ることが出来る環境です。
勘のいいわんちゃんならすぐに気がついてしまうかもしれませんが、
幸いなことに、我が家のワンコ達はどこかで何かの気配を感じているけれど、上を見上げることはしませんでした。
そうは言っても、そんなに長い時間気がつかないわけではありませんので、ほんの数十分といったところだったでしょうか。
犬が仔猫の存在に気がついたら、オスワリやフセをさせおやつをあげます。
犬が仔猫を見て、オスワリやフセの姿勢を崩さずにいられたら、いっぱい褒めておやつをあげましょう。
ほんの数分そこで過ごし、最初の対面はここでおしまいです。
仔猫の部屋に少しだけ入り、オスワリやフセをさせたり、一緒におもちゃ遊びをしてもいいです。
3日目はそんなことを数回繰り返しましょう。
4日目
仔猫の部屋に入る時間を徐々に延ばしていきます。
最初は数分でしたが、数十分単位に延ばせるといいですね。
すると徐々に仔猫も上から降りてきて、犬の様子を観察しにやってきます。
ここで大事なことは、犬をしっかりとコントロールすることです。
無暗に仔猫に近寄るのではなく、仔猫に興味を持ちながらでも、しっかりと飼い主を意識出来ることが大事です。
吠えそうになったり、近くに行きそうになった時には、すかさずフセの姿勢を取らせ、落ち着いて仔猫を見ることを指示していきます。
オスワリやフセが上手に出来たら、いっぱい褒めておやつをあげましょう。
5日目
4日目と同じように、2匹を合わせる時間を少しずつ延ばしていきます。
仔猫がキャットタワーから降りてきたり、自ら柵の近くに行ったり、犬の近くに行くような様子が見られたら、
徐々に警戒心が解けてきている証拠です。
飼い主は仔猫側のフリースペースで仔猫とおもちゃを使って遊んであげましょう。
仔猫の動きが激しくなると、犬も「一緒に遊びたい」という気持ちで興奮してしまうかもしれません。
そんな時は間髪入れずにオスワリやフセの指示を出しましょう。
上手に出来たらいっぱいほめておやつをあげて下さいね。
一日のうちにこまめに上記のことを繰り返し、仔猫が犬に対して警戒心を解いていき、犬の方は仔猫を見ても落ち着いていられるようにサポートしてあげましょう。
6日目
さぁ~、いよいよフリースペースを仕切っていた柵(ワイヤーネット)を外していきます。
最初、仔猫は毛を逆立てたり、フゥー!!と威嚇して隅っこに隠れたりキャットタワーに登ってしまうと思います。
ぽららちゃんも最初はそんな様子を見せました。
でも、仔猫はちゃんと隠れる術や逃げる術を心得ているので心配はありません。
大事なことは、犬をコントロールすることです!
仔猫を執拗に追いかけるようだったら、ストップや呼び戻しを行い犬の行動を管理しましょう。
犬が落ち着いていられれば、仔猫も徐々に隅っこから出て来たり、キャットタワーから降りてくることが出来るでしょう。
7日目
6日目で仔猫が自ら犬に近寄ることが出来たり、仔猫部屋から出て来ることが出来るようになったら、柵を外して一緒に遊ぶ時間を設けてあげましょう。
上記のことを丁寧に行うことが大事です。
ステップアップする時は、焦らずに仔猫の様子をよく観察しましょう。
日数にこだわらず、出来るようになったら、次のステップに進むようにしましょう。
わが家の場合は、一週間ほどで上手に遊べるようになりましたが、全ての仔猫と犬が一週間で上手くいくとは限りません。
もっと早く一緒に遊べるようになるかもしれないし、もっと時間がかかるかもしれません。
仔猫と犬の様子をよく観察して、そしてサポートしてあげましょう。
新しい家族が増えるのはとても嬉しいですし、楽しいことも倍増です!
みんなで楽しく幸せに暮らすことがペットライフの醍醐味ですね。
もし貴方のお家に仔猫がやってくることがあったら、是非参考にしてみて下さいね。
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