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甘噛みと本気噛み

犬の甘噛みと本気噛みの違いについて

 
「うちの子、最近噛む力が強くなってきて、甘噛みと本気噛みを区別できていないようなんです。甘噛みは許しているんですが、本気噛みはやめさせたいんです」
というご相談を頂きました。。。
 
え~~っと、先に申し上げておきますが、WANちゃんが甘噛みと本気噛みを区別して、自ら噛む力加減を調節するということはありません。。。
 
痛くないくらいの噛みつきだから、「甘噛み」
傷がつくくらい強い噛みだから「本気噛み」
と勘違いしている方も多いのですが、
甘噛みと本気噛みの違いは、噛む力ではなくて
WANちゃんのメンタルの違いです!!
 

<代表的な甘噛みの原因>

〇遊び
〇コミュニケーション
〇遊びからくる興奮
〇歯がかゆい
など
 
 

<代表的な本気噛み>

〇嫌悪
〇恐怖・不安
〇逃げたい
〇所有欲
など
 
要するに、噛む力ではなく、WANちゃんの気持ちが違うのです。
仔犬の頃は噛む力も弱いし、歯が生えていない頃はムニュムニュして可愛いからと、しゃぶらせながら噛ませるという方がいらっしゃいますが、どうぞ、そのような行為はお控え下さい!!!
WANちゃんからしてみたら、「今までよかったのにある日から突然叱られるようになった・・・」
と思い、混乱してしまいます。
そのことが原因で飼い主さんとの信頼関係を築くことが遅くなってしまうこともあります。
 
 
仔犬を迎えたら、とにかく噛むという行為をさせてはいけません。
犬同士は、噛んだり、取っ組み合いっこをしながらコミュニケーションを取りますが、ヒトと暮らす上ではルールが違うということを最初から学ばせる必要があるのです。
その為には、噛ませるチャンスを与えない!!といのが鉄則です。
また甘噛みと本気噛みの対処方法は異なりますので、甘噛みなのか、本気噛みなのかと見極める必要があります。
これはそんなに難しくないですね。
上記のいずれに当てはまっているか、、、を考えればよいわけです。
 
 
仔犬の甘噛みは1歳位で落ち着きますので、それまでに正しい対処方法を行えば、かなり改善されますし、正しく教えられたWANちゃんは成犬になってから甘噛みをするということはしなくなります。
しかし、仔犬の頃の甘噛みを許していると『噛む』という行為でコミュニケーションを図るようになるので、成犬になってからの甘噛みを治すのが難しくなります。
 
 
そして、問題は本気噛みです。
 
本気咬みに発展するのは、ほとんどの場合、飼い主さんに原因があります。
家庭犬で多くみられるのは、「嫌悪」と「所有欲」からくる本気噛みです。
 
「嫌悪ってなに??」
「うちの子、ワタシのことが嫌いなの?」
いやいや、そうではないですね。
 

◆触りすぎ、構いすぎ◆

子犬に本気噛みをさせてしまう一番多い理由が、飼い主さんの触りすぎです。
飼い主さんがWANちゃんを可愛がるあまりに
無理やり抱っこやぐしゃぐしゃと顔周りを撫でたり、わしゃわしゃと体中を無作法に触ってませんか???
可愛いから撫でたい!可愛がってあげたい!抱っこしたい!!
はい、その気持ちよくわかります。
 
しかしWANちゃんは、実は体に触られるのが苦手な子がとても多いです、
長い年月を飼い主さんと一緒に過ごし、信頼関係が出来ていて、
「飼い主さんは安全な存在」
「飼い主さんの手は優しくて気持ちのいいモノ」と思えることで、
「撫でられて気持ちがいい」
「飼い主さんに触られるのが好き」となるわけなんです。
なので、おうちに迎えられて間もない仔犬や新米WANちゃんの場合、飼い主さん自体にも慣れていない状態なんですね。
なのに、こちらの都合だけで「可愛い~~~」と撫でまわすことで、「やめて~~」となってしまうわけです。
そして、その「やめて~」という気持ちが嫌悪に繋がり『逃げたい』という気持ちになり、逃げられない場合に「やめて!って言ってるでしょう~~~」と本気噛みになってしまうのです。
 

回避行動

次に多いのが、、、。
◆洋服やハーネス、首輪をつける時
◆顔周りや足拭く、歯磨きなどのケアの時に起こる本気噛みです。
 
可愛い洋服を着せてあげたい、お散歩に連れて行くから首輪やハーネスをつけなくちゃ!
お散歩から帰ってきたから足を拭かなくちゃ、顔周りをいつも綺麗にしてあげたい、歯磨きも大事だからちゃんとしなくちゃ!!
というのは、人側の都合ですよね。。。
お気持ちはよくわかりますよ、、、でもですね。
 
WANちゃんからしたら、それらのものは異物、不快でしかないのです。
人側の都合を押し付けて、無理やり着せたり装着しようとすれば「なにそれ!?」「やめて!」という気持ちになるのはある意味当たり前の心情ですね。
またケアについても、足先や顔周りはとても敏感なところなので、それらに触られることに慣れていない子だった場合も「やめて」「怖い」と思ってしまうのは、当然ですよね。。。
 
「やめて!」と思っているWANちゃんの気持に気がつかず、お散歩の度に首輪やハーネス、また洋服などを無理やり着せることを繰り返していると、WANちゃんの不安や恐怖の気持ちはどんどん膨らんでいきます。
ケアも同じです。「やめて」の気持ちに気がつかず飼い主さんの気持ち先行で「やらせなさい!」「大人しくしなさい!」と思ってやり続けるといずれ出来なくなる可能性大です。
 
WANちゃんたちは「やめて」の気持ちに気がついてもらえず、最後の手段として「やめてっていってるでしょう!!」と本気噛みに発展してしまうのですね。
WANちゃんは飼い主さんを噛みたい、傷つけたいと思って噛んでいる訳ではないのです。
怖いから、不安だから、やめて欲しいから、それらから回避する為に噛むことを選択してしまうです。
 
WANちゃんからしたら、それしか方法がないのです。。。
ですから、どうか飼い主さんはWANちゃんの気持に寄り添い、不安や恐怖からWANちゃんを解放してあげることをしてあげて下さい。
それらのモノに違和感を抱いているWANちゃんに対しては、しっかり馴致トレーニングを行ってから洋服や首輪、ハーネスをつけたり、ケアを行ってあげましょう。
 

所有欲

もう一つ多いのが、所有欲を刺激し本気噛みを誘発しているケースです。
噛んで欲しくないもの、例えばそこらへんに落ちている靴下?洗濯ばさみ?スリッパ?などなどです。
WANちゃんは好奇心旺盛です。
なんだろうな?と思えば、咥えてみますし、噛み心地が面白ければ噛んでしまうでしょう。
はい、当然な行為で、自然な流れです。
でも飼い主さんからしたら、それは噛んで欲しくないモノですよね。
すると「だめ~」と言って、WANちゃんの口から無理やり奪おうとしてしまいます。
しかし、落ちているものを拾った段階で、その靴下やら洗濯ばさみやらスリッパは、WANちゃんの戦利品です。
大事なモノを奪われる。。。と思えば、当然「取るな~~」という気持ちが働き、「ガブ!!」とくるわけですね。
これが所有欲から来る「本気噛み」です。
 
 
いかがですか?
思い当たるところありませんか???
そうなんです、
WANちゃんにして欲しくない行為は、実は飼い主さん自身が作りだしているというケースはとても多くあります。
噛みつきを覚えさせてしまうと、あらゆるところで「噛む」という行為で意思表示をしてくるようになってしまいます。
しかも、本気咬みは、プロでも直すのがとても難しく、時間も労力もかかります。
WANちゃんには本気噛みをさせるシチュエーションを与えない!ということがとても大切なんですね。
 
大事なことは、噛まれてからどうすればよいか、ということではなく、WANちゃんに噛む機会を与えないということが大前提になります。
〇嫌がることはしない
〇恐怖や不安を与えない
〇逃げたいという欲求を起こさせない
〇WANちゃんが持っているものを無理やり奪わない
ということです。
 
 
皆様と皆様のWANちゃんが楽しく心豊かなドッグライフが送れますように!!
心から応援していますね。
 
 
 
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