犬の夜鳴きは何故?
犬の夜泣きがうるさくて困る、、、。(>_<)
寝不足になっちゃうし、ご近所様にも迷惑。。。
お子様のいるご家庭では、お子様の睡眠時間も気になるところですよね。
子犬を迎えたばかりの飼い主さんから一番多いご相談が「夜泣き」についてです。
今回はどうして夜泣きをしてしまうの?というお悩みにお答えしたいと思います。
子犬は赤ちゃんと一緒
月齢の若い仔犬はまさに赤ちゃんや幼児と同じです。
お腹がすけば泣いてお知らせますし、おむつが汚れていてもやはり泣いてお知らせしますよね。
また独りぼっちでいれば「寂しい」「誰か来て」と不安な気持ちから泣いてしまうのは、ごく自然な行動だと思います。
子犬も全く同じ気持ちなのですね。
ケージの中に独りぼっちでいれば「構って」「こっちに来て」と自己アピールをするでしょう。
母犬や同胎犬と一緒に過ごす時期
本来であれば、この時期の子犬は母犬に守られながら、同胎犬と一緒に遊んだりお休みをしたりします。
就寝時もみんなで寄り添って寝ているわけです。
しかしペットとして迎えらえた子犬には一緒に寄り添ってくれる母犬や同胎犬がいないのですね。
人の睡眠はレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返しますが、犬の睡眠は基本的に人とサイクルが違います。
犬は人のようにまとめて睡眠を取ることはせずに睡眠と覚醒を21分周期で繰り返すと言われているのですね。
16分睡眠し、5分覚醒、という短い睡眠を1日に何度も取ります。
また、睡眠サイクルの比率は、レム睡眠は80%ノンレム睡眠が20%となっていて、人間のサイクルとは真逆なのです。
つまり犬の睡眠時間のほとんどは、眠りの浅いレム睡眠です。
飼い主さんがお休みをしている間でも子犬はこの周期を繰り返し行っているので、夜中に目が覚めてしまった時、
「どうして独りなの?」「寂しい」「不安」という気持ちが湧いてしまい、夜泣きに発展するわけです。
命を守る為の本能
野生で暮らしていたら独りぼっちは命の危険を伴います。
外敵に襲われるかもしれない
餓死してしまうかもしれない
寒さや暑さで体力を消耗してしまうかもしれない
など、外界には危険がたくさんありますよね。
自分で自分の身を守ることが出来ない子犬は、常に母犬の庇護下にいなければ死んでしまいます。
独りぼっちは死と直結しているのです。
子犬は命を守る為に母犬にいち早く見つけてもらい保護してもらわなければなりません。
そんな本能から「ここにいるよ!」「見つけて!」という気持ちから鳴いて自分の位置を母犬や仲間に知らせているのですね。
飼い主さんは、そんな子犬の気持に寄り添い、母犬や同胎犬になったつもりで子犬のお世話をしてあげて下さいね。
次回は対処方法をお伝えしますね。
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